注目のニュース&分析記事(2025年6月)Web3の健全な発展、デジタル経済の進展に向けた環境整備(政策)、プラットフォーム整備(金融、投資ビジネス、DAO推進)等が加速しています
伝えたいこと
NFT関連のニュースまとめ
注目ニュース3題
- 共創型教育変革プロジェクト、クラファン支援額ビジネス・起業分野で歴代1位を記録
- 九州電力とSBINFT、アートNFT販売領域で提携し、文化・芸術分野での実証事業を開始
- 「ゆるキャラ」と組んだ「ゆるトークン」プロジェクトがスタート。Web3時代の地方創成へ
“問い”が拓く子どもたちの未来─Web3.0時代の共創型教育変革プロジェクト、MikoSeaの提供するNFTプラットフォームを活用したクラファン支援額歴代1位記録更新中。日本の未来を拓いていく“問い”を、社会に届けていく仕組みとして、「PABLOS美術館」を設立へ。

SBINFTと九州電力、アートNFT販売領域での提携を開始。九州電力はクレジットカード決済でのアートNFTの販売が可能に。九州電力は、当該NFTの売上の一部を、アーティスト及びキュレーターとしてデジタルアート作品を評価する学芸員資格保有者に還元。実証事業を通じて文化・芸術振興やデジタルアート市場の健全な発展を目指す。

株式会社フィナンシェ、ゆるキャラグランプリ実行委員会、株式会社スマートリレーションの協業で、Web3時代の地方創生をリードする「ゆるトークン」プロジェクトが始動。キャラクターと地域、そしてファンが共に支え合える持続可能な仕組みづくりを目指す。

新発想の「洋服シェアリング」、新感覚の「思い出レシピ」、新体験の「EXPOパビリオン検定」等、NFTを活用したサービスが次々と
株式会社フィナンシェ、“ファッション×トークン”で新しい循環を生み出す『Wear3』コミュニティを公開。「洋服シェアリング」という新たな文化を創造し、ショップ、ブランド、そして消費者のエコシステム構築によってファッション業界に新しい活力をもたらすことを目指す。

AIが顧客の気分や要望に応じてその場でオリジナルカクテルを考案し、そのユニークなレシピをNFT(非代替性トークン)として提供するサービス『mo4cocktail』、東京・四谷三丁目「Studio BAR Mo4ca」でスタート。さらに、カクテルレシピは単なるデジタルデータではなく、その日の気分やバーでの思い出をNFTに永続的に記録する「体験証明書」にも。

株式会社HashPort、大阪・関西万博において、『EXPO2025デジタルウォレット』の新コンテンツとして、パビリオンに関する問題に答えて合格証SBTをもらう「EXPOパビリオン検定」を順次開始。学びの履歴と特別な体験をWeb3テクノロジーで接続することで、利用者に行動インセンティブを付与する新モデル実用化を目指す。

金融機関におけるブロックチェーン利用、ドバイ不動産販売におけるNFT活用、「DAO法人」化をスマートコントラクトを含め統合サポートするノーコードアプリ出現など、新たなプラットフォームの発表相次ぐ
「ソニー銀行」がSunrise MyLayer Prototypingプログラムに採択されたこととを受け、金融機関における独自ブロックチェーン活用に関する実証実験を開始。ソニーグループが提供するブロックチェーン Soneiumとの相互運用性も検証。安心安全で利便性の高いブロックチェーンの拡大をめざす。

ドバイの人気不動産が“日本語&仲介手数料ゼロ”で買える時代に。ドバイASTRAVISTA社が日本人向け販売を本格スタート。不動産取得後はNFT権利証発行や不動産トークン化、投資家向け新ファンドを、必要に応じ段階的に展開していく予定。

ボーダーレス合同会社、ノーコードで合同会社をDAO(自立分散型組織)化し、会社資産や権利のトークン化から自己募集までを一気通貫で実現する新サービス「JUST DAO IT」を開始。法律(定款、内部規定)と技術(スマートコントラクト)をシームレスに統合し、信頼性の高い合同会社型DAOを誰もが簡単に立ち上げることを可能に。

ダンスミュージックフェスのチケット、ライフスタイルブランドのNFT提供、Z世代学生向けのNFT作成ワークショップ等、若者をターゲットとしたマスアダプション(技術大衆化)への動きが活発化
チケミー、東京・お台場 ULTRA PARK特設会場で開催される日本最大級の都市型ダンスミュージックフェスティバル『ULTRA JAPAN 2025』の公式NFTチケットを発売開始。

“猫のように生きる”がコンセプトのNFTプロジェクト『Live Like A Cat(LLAC)』と東京ドーム、LINEミニアプリ「キリフダ」を活用し、東京ドームシティにおいてコラボNFTを無料・数量限定で配布。

日本経済新聞社、社会課題の解決に取り組むZ世代の学生向け連続講座「日経未来社会共創ゼミ」で大阪・関西万博独自の決済アプリ「EXPO2025デジタルウォレット」を使ってNFTを作成するワークショップを大阪本社で開催。専門的なプログラミングの知識がなくても、必要なデータを所定のフォームに入力するだけでNFTを作成できるConnect Hubを活用。

暗号資産や制度変更や地方創成でのWeb3取組事例検証など、Web3社会の健全な発展に向けた中央官庁の動きにに注目
金融庁、「暗号資産を巡る制度のあり方に関する検討について」と題した資料を公開し、暗号資産制度に関するワーキンググループの設置を発表。制度変更により暗号資産が正式な「金融商品」として位置づけられ、web3ビジネスの健全な発展を目指すことに。

経済産業省、「ユースケース徹底議論!―『Web3.0・ブロックチェーン実証事業』特別振り返り」を開催。「RWA(Real World Asset)」「コンテンツ」「コミュニティ」という3つのキーワードを軸に、Web3がいかにして公共性と経済性の両立を実現し得るのかについて議論。

「NFT×地方創生事例 分析レポート」が公表
株式会社クリプトリエは、地方創生におけるWeb3 / NFTビジネス活用を促進するための「NFT×地方創生事例 分析レポート」の2025年最新版を公開。日本国内における2024年後半以降のNFTの市場動向や活用事例を15,000字・30ページを超える大ボリュームで網羅的にカバー。

まとめ
ブロックチェーン/ NFTというイノベーションの普及プロセスは、イノベーター、アーリーアダプターによる社会周辺の動きから、社会を構成するメインストリームの動きに移行しつつあることが窺えます
MikoSea Curator - Sakaguchi2025年6月のホットなニュースをわかりやすく解説します。