注目のニュース&分析記事(2025年5月)大阪・関西万博、暗号資産、ブロックチェーン都市、Web3型消費市場などユースケースが多様な広がりをみせています
伝えたいこと
NFT関連のニュースまとめ
注目ニュース3題
- 自民党デジタル社会推進本部、暗号資産の普及推進を大臣に申し入れ。
- 「ブロックチェーン都市」の実現に向けた事業始動(福岡県飯塚市)。
- 慶應大学がNFTを活用した熟成日本酒オークションシステム開発。
Web3を新たな経済成長のエンジンに
「web3提言2025」をはじめ「デジタル政策2.0」始動へ──自民党デジタル社会推進本部が平デジタル大臣に申し入れ。「暗号資産を信頼性・健全性を備えた“新たなアセットクラス”として社会に位置づけること」「Web3を新たな経済成長のエンジンとすること」を要望。

産学官でブロックチェーン都市
ブロックチェーン技術を活用した「令和7年度飯塚市先端情報技術実証実験サポート事業」の公募を開始。産学官連携で証明書電子交付や新ビジネス創出を推進し、ブロックチェーン都市の実現を目指す。

NFTを使ったオークションシステム
慶應義塾大学が一般社団法人國酒テック・イノベーション推進機構と共同でNFT(Non-Fungible Token)を活用した熟成日本酒のオークションシステムを開発。フードチェーン実証研究を承継し、日本酒文化の新たな発信とその価値創造をめざす。

EXPO2025 大阪・関西万博でのデジタルウォレット、NFTの社会受容がどう進むか要注目
博覧会協会主導でデジタルウォレット推進
EXPO2025デジタルウォレット」と連携し、NFTを活用した万博機運醸成サービスを開始。政府機関・自治体・企業と連携し、SBT(譲渡不可NFT)を配布。観光や参加証明など多様なユースケースを創出。

デジタルウォレット利用者を地域観光に送客
大阪・関西万博に向けて、各自治体と連携した「ミャクーン!」NFTキャンペーンを展開。EXPO2025デジタルウォレット利用者向けに自治体ごとの限定NFTを配布し、地域観光や万博参加を促進。
デジタルウォレット利用者をナイトレジャーに誘導
「EXPO酒場本店」(ルクア大阪のキタ本店と心斎橋PARCOのミナミ本店の2店舗で展開)にEXPO2025デジタルウォレットの会員証機能(トークンディスカバリープログラム)を導入し、「夜のパビリオン」を盛り上げ、利用者のリピート促進施策を展開。

万博フェスでデジタル住民票を販売
EXPO2025 大阪・関西万博「地方創生SDGsフェス」において大阪府羽曳野市デジタル住民票NFT第二弾を販売。

米国での動きも受け、“新たなアセットクラス”として暗号資産をめぐる動きが活発化
LINEのステーブルコイン事業拡大
LINE NEXTとKaia DLT財団、Tether(テザー)と連携し、ドル建てステーブルコイン事業を推進。世界最大規模の米ドル建てステーブルコイン導入により、アジア市場におけるWeb3サービスの大衆化を加速。

NFTマーケットでの暗号資産決済導入
「サイカルNFTマーケットプレイス」にビットトレードの暗号資産決済を導入することで、43種類の暗号資産決済に対応。真贋証明付きNFTマーケットプレイスとして、Web3×AIエージェント技術を活用し、決済の多様化・利便性向上を実現。

市民参加型の地域経営、エコシステムづくり等、自治体におけるNFT活用
ブロックチェーンを活用したオープンガバナンス
ブロックチェーンを活用したオープンガバナンスの実証事業を展開。地域経済圏(トークンエコノミー)形成を目指し、ご当地キャラクター「ちっちゃいおっさん」のNFTなどを活用。市民参加型の新しい地域運営モデルを模索。
NFTを活用したコミュニティ形成事業事業
小山町で「OYAMAフォレストビレッジ(仮称)」構想に関連し、NFTを活用したコミュニティ形成の実証実験を開始。地域関係者やスタートアップ経営者向けに特別な体験を提供し、その証明としてNFTを配布。今後は静岡市や藤枝市でも伝統工芸振興やブランド向上を目的としたNFT活用を拡大予定。

関係人口、ツーリズム動線、聖地開発、産学連携など地域を舞台としたデジタル施策
無限フルーツチケットNFT×デジタル住民票
東武トップツアーズ、茨城県八千代町と「無限フルーツチケットNFT」を販売。毎年新鮮フルーツの受取りとデジタル住民票NFTを付与。

エシカルな旅のパッケージ商品
株式会社paramitaとJR東海グループ、旅を通じた地域貢献の選択肢「エシカル特典」を共同で開発。時間や場所、定番からちょっとずらした旅のパッケージ商品を提供開始へ。購入者には地域貢献の証として、対象地域の風景・文化・想いを表現したデジタルアートを進呈。

現代アートの聖地「直島」での挑戦
現代アートとNFTの融合──リアル神社『ハイパー神社6D』、アートの聖地・直島に出現。『ハイパー神社』を象徴する「お守りNFT」の限定販売およびユニークピースの「NFT付き奉納タイル」の事前予約販売を開始。あらゆるNFTやデジタル画像・動画を奉納・参拝することができ、「デジタルデータ信仰の聖地」をめざす。

麻生専門学校グループ、JR九州 博多駅との産学連携授業を実施し、NFTアートコラボレーション メディア発表会を開催。採用デザインをJR九州NTTサイトにて販売。

AI、ゲーム、障がい者アート、チケットサービス等と連携した新たな消費市場の形成
AI×NFTでオリジナルキャラクター
SBINFT Marketで、韓国企業のGRINDA AIが運営するAIエージェントキャラクター生成サービス「AINIME」関連NFTの取り扱いを開始。AIとNFT技術を組み合わせ、Polygonチェーン上のパーツNFTを組み合わせてオリジナルキャラクターを生成・販売。日本市場向けにも展開。

カルビーとRobloxの共同マーケティング
博報堂キースリー、カルビー、mozeと共に、アジアの菓子メーカーで初となる『じゃがりこ』のRobloxゲームをリリース

楽天:若手、障がい者のアートをNFT化
楽天NFTにて、アートパワーズジャパンが展開するNFTアート作品の第1弾を発売。国内外の著名アーティストや若手、障がいのあるクリエイターの絵画をデジタル化しNFTとして販売。今後も新作を順次展開予定。

チケミー、大幅リニューアル
演劇・舞台事業者向けにNFTチケットの「TicketMe」がチケット管理システムを大幅リニューアル。複数公演の登録も簡単に。抽選から先着販売まで柔軟に設定が可能になり、座席割付けの工数も削減。

まとめ
暗号資産の推進に向けたトランプ政権の施策、自民党のWeb3提言2025など機運変化によってブロックチェーン/NFT界隈の話題が賑わいを増しそうです。
MikoSea Curator - Sakaguchi2025年5月のホットなニュースをわかりやすく解説します。