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[日本酒×クラファンNFT]飛騨高山の平田酒造場が「蔵は醸し育てるもの」NFTクラウドファンディングで目標達成

店長の山本富司夫さん

NFTクラウドファンディングデータ

プロジェクト名

「蔵は醸し育てるもの」 飛騨高山 平田酒造場のファンコミュニティを作りたい。

調達資金

1,500,000円

ポイント
  • 販売終了
  • メンバーシップNFT
  • 大好評につき追加募集も完売
プラットフォーム

MikoSea

プロジェクトURL

株式会社平田酒造場は、伝統的な日本酒の製造に取り組む歴史ある酒蔵です。「酒は醸し育てるもの」をモットーに、技術と情熱を持って、質の高い酒造りをされています。この度、より多くの人に平田酒造場を知っていただきファンになってもらいたいとの思いから、MikoSeaのNFTクラウドファンディングに挑戦。酒蔵、お酒を共に育て、一緒に盛り上げてほしいそんな熱い思いが共感を得て、目標金額の150万円の支援を集めることに成功しました。

プロジェクトを始めるに至った経緯や、工夫されたことや苦労されたこと、成功の秘訣などを、平田酒造場杜氏の津田篤志さん(以下、津田さん)と店長の山本富司夫さん(以下、山本さん)にお話を伺いました。

伝えたいことNFTクラウドファンディング成功の秘訣:『共感・応援する気持ち』

その成功の理由は、ファンコミュニティと共に酒造場を創り上げるという熱い思いに対する共感を得られたことにあります。

平田酒造場杜氏 津田篤志さん

平田酒造場杜氏 津田篤志さん「継続してお客様と出会う機会をNFTクラファンで作り、ファンコミュニティを成長させていきたい」

NFTクラウドファンディングを始めるきっかけについて教えてください

津田さん 津田さん

平田酒造場のファンコミュニティを作りたいと考えていましたが、どういう風に作ったらよいかと悩んでいました。そんな時に出会った、MikoSeaのNFTクラウドファンディングは、「試し買いのような接点ではなく『保有』するという意味で中長期の接点を作れるクラウドファンディング」という説明を受けたのが最初のきっかけでした。また、MikoSeaのみなさんが若く面白そうな人が多かったことと、うちの会社はオーナーを含めて面白いことをやるには新しいことへの挑戦が必要だろうということで始めようと思いました。

NFTに関する事前知識はお持ちでしたか?

津田さん 津田さん

NFTというキーワードが話題になっていたものの、NFTについてはよくわかっていなかったです。しかし、MikoSeaのみなさんとのコミュニケーションを通じて、基礎から学び、プロジェクトの過程で徐々に理解を深めることができ、安心して取り組むことができました。

酒蔵を丁寧にご案内してくださった山本さん
酒蔵を丁寧にご案内してくださった山本さん

リターン設計を悩む人が多いのですが、どういった形で決められたのでしょうか

津田さん 津田さん

私たちもかなり悩みました。ちょっと目新しいことをやりたいっていう思いがありまして、MikoSeaキュレーターからのアドバイスで、平田酒造場の前掛けをリターン品として取り入れました。 また、細かい内容に関しては、担当キュレーターと何度も相談を重ねて決めていきました。

平田酒造場のお酒
平田酒造場のお酒

会社上層部や従業員をどのように巻き込んでいったのか教えてください

津田さん 津田さん

「会社を盛り上げるためにこのプロジェクトを行いたい」と社内で話したところ、社長をは じめ、従業員全員が「面白いね」と興味をもってくれました。 特に積極的な巻き込み方を したわけではないのですが、自然に皆がプロジェクトに興味を持ち、一緒に取り組んでいきましたね。

支援を募る際に、「NFTはよくわからない、不安」という印象をもたれることはありましたか

平田酒造場杜氏の津田篤志さん
平田酒造場杜氏の津田篤志さん
津田さん 津田さん

最初の頃はありました。そのため、NFTに焦点をあてずに説明するようにしました。私たちのファンコミュニティを作りたいという思いと併せて、一緒に盛り上げていっていただきたいというお話をしました。その話を理解していただいた上で、興味がある人にはNFTを使って二次流通も可能なことやNFTの魅力について伝えていきました。

平田酒造場 平田酒造場は飛騨高山に明治28年(1895年)から約130年続く酒蔵です。2020年、日本酒の魅力と可能性を世界に発信すべく生まれ変わりました。清流宮川の伏流水、地元の酒米ひだほまれ、希少米のイセヒカリを使い、お米のうま味たっぷりのお酒を醸しています。 https://h-sake.jp/
平田酒造場

支援してくれた層や、店頭での販売時に工夫について教えてください

試飲していただいてから商品をご案内しました
試飲していただいてから商品をご案内しました
山本さん 山本さん

店頭販売で購入してくださったのはリピーターのお客様が多かったですね。販売時には、MikoSeaが作成したチラシをお渡ししながら、説明を行いました。私たちは日頃より店頭でのコミュニケーションを大事にしておりまして、お客様にはまず商品の試飲を提案しています。その後、商品について詳しくご案内し、購入をお願いするスタイルで営業をしています。NFTプロジェクトでは、このアプローチで効果的に説明を行うことができました。さらに、Instagramやメルマガを通じても購入がありました。地道にコツコツと多方面でご案内をすることで、完売することができました。

丁寧な店頭コミュニケーションの様子
丁寧な店頭コミュニケーションの様子
平田酒造場の店頭で魅入るお客さんたち
平田酒造場の店頭で魅入るお客さんたち

目標を達成できた一番の要因を教えてください

津田さん 津田さん

プロジェクトが成功した要因は、社内全員の「盛り上げていきたい」という熱量だったと思います。成功するには、それぞれがどれだけお客様や周りの方に話をして拡げていけるかが鍵であり、それを突き動かすのは熱量しかなかったと思います。

社内一丸となって盛り上げる意思が大切
社内一丸となって盛り上げる意思が大切

MikoSeaでプロジェクトを行って良かったなと思うことは

津田さん 津田さん

同時期に他のクラウドファンディングプラットフォームでもプロジェクトを展開しており、さらに他のプラットフォームでの説明も聞いていましたが、MikoSeaの場合、彼らの熱意と一緒に考える姿勢が際立っていました。NFTに関する知識が不足している私たちに対しても、彼らはゼロからサポートを提供し、プロジェクトの成功に大きく貢献してくれました。

自慢のお酒を誇らしげに
自慢のお酒を誇らしげに

課題と今後の展開について聞かせてください

プロジェクトを通じて、NFTの魅力をどのように伝えるかが最大の課題でした。NFTやクラ ウドファンディングについてより深く理解をすることで、もっとプロジェクトをスムーズに 進められたと思います。 今後の展望としては、ファンクラブや平田酒造場に深く関わってくれるお客様をもっと拡げていきたいと考えています。理想としては、年に1回から2回のペースでMikoSeaのNFTクラウドファンディングでプロジェクトを実施し、継続してお客様と出会う機会を作り、ファンコミュニティを成長させていきたいと考えています。 そして、平田酒造場メンバーシップNFTをプレミアムなものにしていき、価値のあるものにしていきたいと思っています。

これから挑戦する人にメッセージを🙏

津田さん 津田さん

熱量を持ってやれば伝わる!

終始笑顔でお答えいただいた山本さんと津田さん
終始笑顔でお答えいただいた山本さんと津田さん

まとめ平田酒造場は、進化を続ける中でNFTを活用し、新たなファンを獲得する可能性を見いだしています。

革新的なNFT技術と進化し続ける平田酒造場との相性は、未来への共同発展の道を示しています。この組み合わせにより、伝統に新たな息吹をもたらし、長い歴史の中で新しい章を切り開いています

NFTPark. Writer - Yuko
著者:NFTPark. Writer - Yuko

NFTPark.編集部、記者・編集者。NFTがもっと身近になって、社会で広く使われていく未来を目指して、NFT事例のインタビュー記事、NFTに関するニュースを執筆。コミュニティマネージャーとしての一面も。