[盆栽×NFT]パトロンNFTで支える伝統と革新 - The BONSAIプロジェクト第一弾

盆栽パトロンNFTプロジェクトについて教えてください

盆栽マン

2023年5月21日（日）に始まった『パトロンNFTプロジェクト』は、NFTを活用したクラウドファンディング形式の取り組みです。将来性のある盆栽のパトロン（支援者）になることができ、その証にNFTを使います。

盆栽のパトロンになると以下3つの支援ができます

• 金銭的な支援
• SNSで発信するなど広報活動
• 盆栽園を訪問する

代わりに得られるのは、日常得ることができない刺激やインスピレーションということになります。もちろん、パトロンになっていることを多くの人に知ってもらうための顕彰やパトロンだけへの優遇も用意します。

今回パトロンになることができる盆栽は、香川県高松市にある100年以上続く老舗の盆栽園「北谷養盛園」の看板木であり、樹齢200年を超える黒松です。

盆栽の関係人口をNFTを通じて増やしていきたい

松盆栽生産日本一最の高松盆栽ではありますが、市場の縮小や後継者問題といった緊急の課題に直面しています。このプロジェクトは、NFTの特性を最大限生かしながら盆栽の関係人口を増やすことを目的としています。

The BONSAIプロジェクトの進展状況

盆栽マン

200名弱も集まるコミュニティに

2023年12月24日現在では、LINEグループチャットとDiscordのコミュニティでコミュニティ運営を行っており、ユニークユーザーは200名弱ほどです。日々、コミュニティ内で北谷養盛園４代目の北谷隆一氏による、パトロンになっている盆栽の手入れの状況の報告や、パトロン同士のやり取りが活発に行われています。

盆栽の名前もコミュニティ内での投票で

さっそく、パトロンからご支援していただいたお金で、国内外の盆栽愛好家から人気の窯元・角山陶苑（愛知県常滑市）に盆栽鉢をオーダーし、先月完成しました。また、パトロンになれる盆栽の名前をパトロンから募集し、コミュニティ内の投票で決定しました。（14案から「玉繋」という名に決定）

ふるさと納税の返礼品にパトロンNFTが採用

これらの活動が評価され、2023年12月8日から香川県高松市のふるさと納税の返礼品にパトロンNFTが採用されました。

【高松市】ふるさと納税で盆栽のパトロンになる方法｜盆栽マン NFTで盆栽の未来を変える！盆栽マンです。 松盆栽生産日本一の高松でYouTubeやメルマガの運営など、生産者のマーケティング支援をあれこれやっています。 「パトロンNFT」がスタートしたのは2023年の5月。すでに54人の方にパトロンになっていただき、支援いただいた金額も約54万になりました。本当にありがとうございます。 >>ローンチ翌日のリリースはこちら！ そして、なんと！ 先日パトロンNFTが高松市のふるさと納税の返礼品に採用されました。今回は、このふるさと納税について。ふるさと納税をしてパトロンになる方法を紹介します。 >>高松市の大西市長が12 https://note.com/bonsaiman_nft/n/n0a899928fcc4#de0beb56-7d21-4c40-8e46-4107b8049e71

盆栽の関係人口増加に関する成果について教えてください

盆栽マン

盆栽愛好家から新たに盆栽に関心を持つ人々を引き込めた

このプロジェクトは、盆栽愛好家に加えて、新たに盆栽に関心を持つ人々を引き込むことに成功しています。旅の目的にするなど、盆栽を実際に手にして管理する以外の楽しみ方を見つけている方もいます。実際、この「玉繋」を見るために盆栽園を訪れたパトロンはすでに10名を超えています。

高級盆栽の海外輸出など新たな事業展開も

さらに、日本のみならず香港やロンドンなど海外を拠点にビジネスをしている方にもパトロンになっていただいており、高級盆栽の海外輸出など新たな事業展開の可能性も生まれています。

今後の展開について教えてください

高級盆栽の分割NFTで、高級盆栽の所有を民主化したい

パトロン（NFT保有者）と協力し、NFTの特性を生かした盆栽の輸出事業の展開を計画しています。また、高級盆栽の分割所有権をNFTにして提供することで、高級盆栽の所有を民主化し、その魅力を一般の方々にも広めることを目指しています。

そして、プロジェクトに関心のある方や地方創生の分野で活動されている方、さらに、一次産業×NFTの可能性に気づきすでに行動されている方などにも、ぜひ参加してもらいたいと考えています。

盆栽に関する新しい事業を

パトロン同士の交流やパトロン以外の事業者も巻き込みながら、盆栽に関する新しい事業を作っていきたいと考えています。