【焼酎×NFT】焼酎業界で初めて長期熟成酒のNFT化に挑戦
NFTクラウドファンディングデータ
- プロジェクト名
Beniotome Goma - Vintage2000
- 調達資金
3,090,000円
- ポイント
- 販売終了
- メンバーシップNFT
- 九州初のNFTチャレンジャー
- プラットフォーム
株式会社紅乙女酒造はコニャックやブランディにも負けない香りをめざし、1978年に女性経営者が創業し、日本ではじめて「ごま焼酎」に挑戦した蔵元です。蔵の一角にある森に囲まれた貯蔵庫には樽に入れられた大量の焼酎が熟成の時を静かに刻み続けています。
この度、創業以来、大切にしてきたチャレンジスピリッツをもって、NFTの世界に挑戦、ごま焼酎の原酒を使用したエイジング20 年以上の超レア樽熟成酒の製品化にこぎつけました。
紅乙女酒造ではこのプロジェクトを皮切りに、新たな蒸留酒・熟成酒に意欲的に取り組んでいくとのことですが、NFT挑戦のいきさつや苦労、今後の展開について鈴木利明さん(取締役社長)と山崎稔さん(営業部長)のお二人にお話しを伺いました。
伝えたいこと長期熟成酒の超レア限定商品とNFTとはとても相性がいい。蔵の物語をコンテンツ化することで、プレミアムなファン育成につなげることが可能です。
一方で、プレミアムなファン育成にはイベント開催や次の企画商品の案内など、NFT販売後の購入者との持続的な関係づくりが求められます。
御社の自己紹介をお願いいたします
創業は1978年です。林田春野という焼酎蔵として日本初の女性創業者です。林田はもともと300年以上続く若竹屋酒造という清酒蔵の女将だったのですが、清酒のほうは息子達に任せ、「誰もが憧れる洋酒に負けない、香り高い酒を造る」ことでいろんな原料をためし、米でも麦でもない「ごま」を使った焼酎にたどり着きました。
日本のお酒なのに焼酎があまり市民権を得ていなかった頃に、女性の感性で美味しいなと思わせる焼酎を造りたいということが出発点でした。しかも創業したのは65歳の時で、亡くなる直前の96歳まで車椅子に乗りながらも代表取締役をつとめました。
焼酎業界で初めてNFTに取り組まれた経緯を教えていただけますか
SHO−CHUプロジェクトを主宰されている坂口さんから「NFTという新しい情報技術が出てきているので、それを使って限定商品の販売や新たなファンづくりに取り組んでみませんか」というお話しをいただいたのが最初でした。
ただ、お話しを伺った時に社内でNFTについてほぼ知識ゼロの状態でしたので、MikoSeaの工藤社長とも打合せを重ね、そして、「それじゃ、1回挑戦してみましょう」ということで準備を始めていきました。発売に向け、社内で正式に検討スタートしたのは2022年秋でした。
じつは紅乙女酒造の商売としては、問屋や酒販店さんを相手のBtoBの取り引きがほとんどで、最終カスターマーというかBtoCの直接の繋がりがない、顧客管理もできていないという状態でした。そういう中で、高額・高付加価値商品のお客様を何とかつかみたいと思っていたところに、グッドタイミングでNFTのお話しをいただいき、これまでアプローチできなかったアッパー層にアプローチしていくマーケティングツールとしてNFTに期待をよせていったという流れでした。
地場産品で九州初のNFTチャレンジャーということで、いろいろご苦労も多かったでしょうね
ええ。まずは社内でのNFTの説明と理解とりつけから始まり、コンセンサスをとっていくのに大変苦労しました。また商品販売という点でも、どういうふうにお客様に話しをもっていくかについて悩みました。まずはNFTの説明からしないといけないというのが正直言って難しかったです。それでも最終的には120口お買い求めいただきましたが、半分以上の方々はNFTのことはよくわからないまま、こちらの熱に押されてという面があったかと思います。
箱もボトルもカッコいいし、NFTの文字が大きく刻まれていてグッときますよね。買われたお客様の反応はいかがですか
今回、販売したのはBeniotome Goma - Vintage2000 ということで、フレンチオーク樽で 23 年間貯蔵熟成させた原酒をもとにした超レアなリキュールでした。
買われてすぐ開けて飲んだという人も多いのですが、そうした方々は一様に「これはもう焼酎ではないね!」と驚かれています。 また、大事な時に開けるために大切にとっておくという方もおられます。その際、NFTが本物の「証」としてのこり続けるというのは通常のクラウドファンディングと違ってとてもいいと思っています。
ロイヤルカスタマーの獲得と関係づくりにつながるといいですね
そうなんです。今回のプロジェクトは売上がどうのこうのというより、ロイヤルカスタマーというか息長くお付き合いいただけるコアなファンをつかむという点に大きな狙いがありました。それに関連しては、Beniotome Goma - Vintage2000 をお求めいただいた方々を繋ぎ止めていく仕掛けづくりやコンテンツ発信が今後必要になってくると思っています。その部分は従来になかった仕事の部分が結構あり大変ですが挑戦していきたいと思います。
今後の抱負をお聞かせ下さい
Beniotome Goma - Vintage2000 ということで長期樽貯蔵酒を商品化したあと、「紅乙女樽シリーズの特別なお酒 “CASK FINISHシリーズ”」ということで、ミズナラ、サクラ、シェリーの各樽で貯蔵したリキュールの販売を開始しています。今後は、特別限定貯蔵酒をリキュールとして、従来販路でもどんどん売っていく計画です。
幸い、海外からも引き合いが来ています。当社で貯蔵している長期貯蔵蒸留酒をこれからコンテンツ化し、紅乙女ファンをつかんでいきたいと思います。
また酒税法の変更によって3年後からは、樽熟成酒を色味の調整をせずそのまま「スピリッツ」として販売できるようになるので、今後はスピリッツにも注力していきたいと考えています。
まとめ
NFTについての知識ゼロの状態で準備をスタート。高額・高付加価値のお客様を何とかつかいたいとの思いで業界初の挑戦をしました。今後とも長期貯蔵蒸留酒をコンテンツ化し、紅乙女ファンをつかんでいく計画です。
株式会社 紅乙女酒造
- 所在地
〒830-1213 福岡県久留米市田主丸町益生田270-2
- 取締役社長
鈴木 利明
- ウェブサイトURL
https://beniotome.co.jp/
東京大学工学研究科都市工学専攻を修了の後、公益財団法人九州経済調査協会や九州大学において長年、地域調査や産業政策・地域政策の立案に従事するとともに、数多くのまちづくりに参画している。
株式会社紅乙女酒造 取締役社長 鈴木利明さん今後とも長期貯蔵蒸留酒をコンテンツ化し、紅乙女ファンをつかんでいく計画です。